ヴォルタイックはここ数年、静かで幸せな暮らしを送っていた。 パートナーのマダムフュージョンとは非常にうまくいっていたし、他のスーパーヒーローの仲間とも、かつてのように一緒に行動することは少なくなったが時々は顔を合わしていた。 彼自身が活動することはなかったが、それはただヴィランたちを何とか制御できていたからにすぎない。

しかし、すべてが変わる出来事があった。親友のひとりであるシアンナテュラが、新しい強力な姿であるエメラルドナテュラへと変化を遂げたことを知ったのだ。 そのことに心を大きく揺さぶられたヴォルタイックは、ヴィランの制御に今まで以上に励むようになった。 彼は、嫉妬と野心がないまぜになった感情を抱えていた。 市民からの羨望の眼差しをかつてほど得られなくなったのはなぜなのか、考えずにはいられなかった。 突如として静かな暮らしは退屈な暮らしへと変わり、幸せは消え失せていた。

ヴォルタイックはマダムフュージョンから、シアンと同じような変化は周りで多数起きているとの情報を得た。 彼の宿敵の中にも、強くなった者がいる。 そのことを耳にした彼は理性を失ったようになり、マダムフュージョンもヴォルタイックが変身できるよう力を尽くした。彼が抱える野心が、健全な大人気のスーパーヒーローという方向へに戻ってくれることを願っていた。

だが、ヴォルタイックが何度試しても、変化の兆しは見られなかった。 十分な量のネビュラを調達することは簡単だった。しかしどういうわけか、彼には作用しなかった。 そこで彼は力を得られる別の方法を探った。そして暗黒の技術を追求し、マダムフュージョンの元を去った。

最終的に、彼は自分に作用する物質を発見した。ルタムだ。 ヴォルタイックは何度かルタムの効果について警告を受けていた。力以外にも作用し、人格を崩壊させると言われていたが、彼はあまりに力を渇望していたため、聞く耳を持たなかった。

ヴォルタイックが「ダーク」になったのはそれが理由だ。

ダークヴォルタイックは体力が尽きるまで追加ターンの攻撃を繰り返すことができる、エリア回避を持つ暗黒属性の攻撃モンスター。

進化する特性:
ランク0: 硬化
ランク1: とりつき耐性
ランク3: 攻撃実行 - 戦闘開始時に範囲回避を獲得