ドクターフィーンドとドクターワッツはかつて共同で研究をしていた。 あと少しで水力エネルギーについての大発見ができる所まで来ていたが、 発見した後のプランについて両者の意見は異なっていた。 ドクターフィーンドは科学界全体への貢献を望み、ドクターワッツは発見を自分だけが利用できるよう秘密にしておきたいと思っていた。そこで研究が最終盤に差し掛かった時、ドクターワッツは同僚のフィーンドを消そうと決めた。

ドクターワッツはドクターフィーンドをだまし、海流を測定すると言って深海へ誘い出した。彼女が深海に到着すると、ワッツは罠を作動させ、謎の巨大クラゲの毒を盛った。 フィーンドは風変わりなミュータント、アクアフィーンドに姿が変わってしまった。 海から上がった彼女は、これ以上研究を続けることはできないことを知った。 科学界は真剣に取り合ってくれなかったのだ。 フィーンドはべてを失ってしまった。

しかし、奇跡のような出来事があった。パワフルでエレガントな、マレイアと呼ばれるモンスターがいきなり現れたのだ。 マレイアは他とは違った姿をしている彼女を見て、新たな「家」と「家族」を提供すると言った。 アクアフィーンドはその申し出を受け入れた。

その「家」と「家族」がどのようなものなのか、彼女は徐々に感付いていった。 「家」とはトレーニングセンターであり、「家族」とはスーパーヴィランだったのだ。 そして、マレイアはすべてをまとめるボスのようだった。 初め、フィーンドはそのような場所から逃げ出そうとしていた。しかしマレイアへの申し訳なさから、もう少しだけその場にとどまり、トレーニングセンターの研究室でマレイアに恩返ししようと考えた。 フィーンドはすぐにマレイアが進める数々のプロジェクトに関わった。その過程でじわじわと、しかし確実に彼女はスーパーヴィランそのものになっていった。

そして今日に至るまで、アクアフィーンドは真実を知らずにいる。 彼女がスーパーヴィランになったのは決して偶然ではなく、マレイアが助けたのは単なる情けからではなかった。マレイアとドクターワッツは裏で手を結んでいたのだ。ドクターワッツはライバルの排除、そしてマレイアはスーパーヴィランの素質を持つ新たな仲間の獲得、その2つの利害が一致していたのだ！

アクアフィーンドはマイナスの効果を取り除き、プラスの効果を付与できる水属性のサポートモンスター。 このモンスターは進化する特性を持っている。 ランク0では純粋な視野を持ち、ランク1で火傷耐性を獲得する。ランク3では戦闘開始時に仲間全員に凍結耐性を与えるようになる。