自らの血筋が途絶えたあと、バルガーザピュアはペトラを放浪しては困っているモンスターや部族を助け回っていた。 大抵の場合はトロールやオーガなどに襲撃を受けて助けを求める小集団の声を聞いて駆けつけていたが、その時は少し状況が違った。近くに誰か困っている者がいると感じて向かった先には、光の王族たちがいたのだ。道の真ん中で、ボージョーク、ウォースペルズ、そしてオークの群れに馬車ごと囲まれていた。

バルガーは単独でオークたちを引き付け、軍勢の半分を片付けた。そのおかげでダーロン王とルシエン女王、ベラバールはもう半分に対処することができた。 最終的には敵をすべて倒し、旅を続けることができるようになったのだ。 ダーロン王はバグラーを光の王国に来るように説得し、命を救ってくれたお礼に宴を開いた。 光の宮殿のモンスターはバルガーを温かく迎え入れた。バルガーも長い間孤独に生きてきたが、ダーロン王の求めに応じてここに身を落ち着けるのも悪くないと感じた。 バルガーは勲章を授けられ、王家の護衛に加わった。光の王国は彼の拠点となったのだ。

幸せと実り多き年が何年も続いた。しかし突然、光の王国に暗黒時代が訪れた。 城が「主」の配下の襲撃を受けたことで、ダーロン王は「崩壊」に対して先手を打たなければならないと感じた。 「『崩壊』から私たちを救える者がいるとすれば…」ダーロン王は考えた。「数年前我が王族を救ってくれた英雄、ピュアモンスターに姿を変えたバルガー卿くらいしかいるまい」。 こうして王はバルガー卿を「浄化」させ、「主」を倒す任務に送り出したのだ！

ダーロン王の決断は正しかっただろうか？「崩壊」の脅威を止めるのは、バルガー卿なのだろうか？

バルガー卿は仲間にプラスの効果を与えるスキルを持つ光属性の攻撃モンスター。 敵に光属性に対する弱体化や日焼けを適用したり、仲間に精度、ダブルダメージ、体力再生力を適用できる。 バルガー卿は進化する特性を持っている。 ランク0では硬化特性を持ち、ランク1では砦特性を持つ。ランク2では攻撃実行モンスターとなり、毎回戦闘開始時に敵全員に日焼けを適用するようになる。