メタリシャによって自分の結成したバンドを追い出されたメタルヘッドは、メタリシャに仕返しすることを誓った。もちろんその方法はただ1つ、メタリシャよりも良い曲を作ること。問題はグラムヘッドのリフだった。 バンドの音質面で上回る曲を作るのは難しかった。そしてメタルヘッドもそのことは十分承知していた。 そこでメタルヘッドはやり方を変え、少しトリッキーな方法で良い曲を作ろうと考えたのだ。

メタルヘッドはドクターワッツの研究所を訪れた。 ドクターワッツのやり方は闇に包まれ、怪しいことで有名だったが、素晴らしい成果を残していた。 メタルヘッドが事のあらましをドクターワッツに説明すると、ドクターワッツはすぐに依頼を引き受けた。 甘美な復讐の蜜をただただ吸いたかったのだ。

「お前は運が良い。昨日届いたばかりの星くずがあるんだ。 そいつを使ってバンド仲間を作ってやろう。 だが他に必要な材料がある。お前のギターの弦1本と、お前の血1滴だ」とドクターワッツは言った。

「血だって? それは、何のために?」メタルヘッドはたどたどしく聞き返した。

「復讐心が強いほど、出来上がったモンスターの才能も増すんだ」

メタルヘッドはドクターワッツの言う通りに協力し、ドクターワッツは血液とギターの弦、そして星くずひとつまみを小さな金属の箱に入れた。 その箱がスピットファイアの心臓部となった。スピットファイアは最高のメロディーをかき鳴らし、最強の攻撃を繰り出している。

スピットファイアは、ダメージを与え、ヤケド、点火、炎属性に対する弱体化などのステータス効果を適用し、一部の攻撃で追加ターンを得ることができる炎属性の攻撃モンスター。 このモンスターは進化する特性を持っている。 ランク0では硬化特性を持ち、ランク1ではタフ特性を獲得する。ランク3になると攻撃実行モンスターとなり、戦闘開始時に拷問耐性を得る。