ドクターワッツが幼かったころ、両親はドクターワッツと兄のドクターヴィクターをマジックショーに連れて行ってくれた。 ドクターヴィクターは楽しんでいたが、ドクターワッツはマジックショーが大嫌いだった。 ロジックや科学的根拠に基づかないトリックも、服の下にバカみたいなネタを隠したシルクハットのマジシャンも、 何もかも我慢できなかった。そして大人になり、記憶からそれらを消せたらと願った。

しかし、嫌な記憶を消すことは、ドクターワッツの優秀な脳をもってしてもなかなか難しい。 そんな時、ドクターワッツは洞窟のラボでストレスのたまる1日を過ごしていた。 しばらく採鉱場から神話アンバーを盗むことができず、手元にあとひとつしか残っていなかったからだ。 ドクターワッツはこれで何を作ろうかと考えながらラボの中を歩きまわっていたが、集中力が切れ、古い記憶がとりとめもなく浮かんできた。 我に返った時にはもう遅かった。 ぼんやりしすぎて、アンバーに記憶をすっかり吸い取られてしまったのだ。 アンバーは消えてなくなり、その場にモンスターが現れた。

ドクターワッツにとって恐ろしいことに、それはおぞましいマジシャンだった！ マジシャンはドクターワッツを見ると、不気味な笑みを浮かべた。 「お客様！ゾーキーのショーへようこそ！あなたは魔法を信じますか？」 心臓がバクバクいうのを感じた。体がひとりでに動き、ドクターワッツは洞窟から逃げ出した！

ゾーキーはダメージブーストスキルを持つ炎属性のサポートモンスター。 1回の動きで味方1体にダメージブーストと精度、ダメージ保護を与える、もしくは1回の動きでダブルダメージを適用して味方1体のマイナスの効果を取り除く。 副次的効果としてブーストがつくこともある: 味方1体にトリプルダメージを与えるかもしれないが、火傷も負わせる。 ゾーキーは進化する特性を持っている。ランク0で硬化し、ランク1になると呪い耐性を得る。ランク3になると、戦闘開始時にすべての敵をランダムに選ばれた属性に対して弱体化させる。