ウォーマスター、エルヴィラとその天使の大群は、隣の都市から包囲されていたプリトラの市民を救うためにエルダーを遣わした。 その後プリトラは戦いに勝利し、敵を寄せ付けないようになった。 しかし、そんなエルヴィラの行動を良く思わない者たちが地獄にはいた - 悪魔たちは、世俗的な争いに天国が口を出すべきではないと考えたのだ。 そこで悪魔たちは、傾いた天秤を元に戻すため都市に協力者を送り込むことにした。

プリトラの壁のすぐ外に、獣に跨った騎士の形をした大きな琥珀色の像が現れた。像には手紙が下げられていた。「彼の名を口にしてはいけない。 きっと役に立つだろう。報酬は必要ない。街で集めた魂を一つ残らず送ってくれればそれでよい。バルバトス」

「名前は何だろう?」手紙を読んだスポークスモンスターが、都市のリーダーに向かって言った。

バルバトスの罠がしかけられた贈り物について、そして像の名前について、市民たちは話し合いを重ねた。 誰かを非難することなど決してしたくはなかった。 不作の年の後で、プリトラが危機を乗り越えられさえすればよかったはずなのに、外から助けを借りてしまったせいで戦争に負けそうになってもいた。 さらに、救いの手をはねつけて地獄に敵を作りたくはなかった。

絶望した市民たちは、取引に応じて二度とこのことについて話し合わないと決めた。 琥珀色の像の元に集まって像を叩くと、騎士が動き出し、獰猛な巨大モンスターに跨った。 彼は戦況を変えようとしていた。

アンスピーカブルはあざけりとマウンテンの特性を持った光属性の戦車モンスター。 自身にダメージミラーと失神ヘイターを適用できるほか、敵1体を失神させ、敵全体にクイックサンドを適用できる。 このモンスターは進化する特性を持っている。 ランク0ではあざけりを適用でき、ランク1になると失神耐性を得る。ランク3になると失神耐性がマウンテンの特性に変化し、加えて凍結耐性も得られる。