インジェニカはMonster Legends史上最も優秀なエンジニアだった。ところが常にある欲求を満たせずイライラしていた。 インジェニカはずっと、圧倒的な戦闘スキルを発揮し、さらに善良な魂を持つアーティファクトを作りたいという夢を抱いていた。 ところが、魂というのは工房でデザインし、作れるものではない。

インジェニカは数年前に夢を諦めたが、神秘アンバーの破片を手に入れた時、自分がその破片を使って何をすべきかを瞬時に悟った。 インジェニカは神秘アンバーを機械の体の中心に入れ、語りかけた。「生まれて、あなたの魂をみせて」 そして、インジェニカの言葉は効果を発揮した！ アーティファクトをが目を開けた瞬間、インジェニカはこのアーティファクトには魂があることを悟った。 インジェニカはアーティファクトの冷たい顔に手をあて、「あなたはアーティファクトじゃないのよ。あなたは私と同じモンスターなのよ。 名前を教えて」と語りかけた。 するとアーティファクトは「ザヴィピット」と答えた。 インジェニカは、おかしな名前だと思ったが、それについて質問してこの夢のような瞬間を台無しにしたくないほど感動していた。

インジェニカはザヴィピットの観察に何時間もの時間を費やした。 ザヴィピットは驚異的なモンスターだった。 想像を絶する戦闘スキルを持ち（実際そのスキルは凄すぎて恐ろしいほどだった）、戦場の外では自分の能力を見事に発揮するエンジニアだった。 ザヴィピットは、インジェニカの命令を聞き、工房を手伝い、考えをまとめるサポートをしてくれた。 インジェニカは、ザヴィピットのおかげで、自分のプロジェクトの大枠を作り、最先端の技術を見出すことができた。 ところがそんなある日、ザヴィピットはインジェニカにこう尋ねた。

「今日は何をしたらいい？」

「あら、そんなこと今まで一度も聞かなかったじゃない。 あなたはいつも…なんでも頼む前に頼むことがわかっているじゃないの」と困惑したインジェニカは答えた。 インジェニカはその場に数秒間立ち尽くし、この素晴らしい魂が自分の生活をあらゆる方法で改善してくれたことに気付いた。そしてそんなことをできるのはこの魂以外にいなかったのだと…。インジェニカは別れを告げる時が来たと悟った。自分を助けてくれたように、他のモンスターを助けられるようにザヴィピットを送り出さなければならないのだと。ザヴィピットはMonster Legendsの全世界を良い世界にするための準備、そして戦場を揺るがす準備ができている。

ザヴィピットは、ライフの高い敵に対して優位に立てる、水浸し、悪夢、出血、毒、クイックサンドなど多くの拷問スキルを持つ水属性の攻撃モンスター。 また、いくつかのスキルを使って、追加ターンを得ることができるため、永遠に戦い続けることができる。 ザヴィピットは進化する特性を持っている。 ランク0では硬化特性を持ち、ランク1になると凍結耐性を得る。ランク3になると攻撃実行モンスターになり、戦闘開始時に特性を保護するようになる。