毎年マダムフュージョンは、ヴォルタイックのために最高のプレゼントを見つけようと色々考えている。 去年、マダムフュージョンは、中央にキラキラと光るアンバーのような奇妙な石をヴォルタイックにプレゼントした。 ヴォルタイックはその石をとても気に入り、宝物にしてくれたのだ。 去年よりも喜んでもらえる物を探すのは相当大変だったが、マダムフュージョンは今年もなんとか最高のプレゼントを見つけたのだ。 それは、ヴォルタイックが大好きな漫画『宇宙防衛戦士カツフォー!』の特別版だった。 プレゼントの包みを開けたヴォルタイックは、喜びの悲鳴を上げた。 「カツフォーじゃないか!子どもの頃、このヒーローにどれだけ憧れていたことか! カツフォーは宇宙防衛戦士なんだ。「フリオネル2000」っていうヤバいくらいかっこいいUFOに乗ってて、マコっていう彼女がいるんだ。マコも宇宙防衛戦士で… まじで、あの頃はとにかくカツフォーの友達になることだけが夢だったんだ。 とにかく最高中の最高のヒーローなんだ!」

その夜、ヴォルタイックは、本棚に飾ってある去年マダムフュージョンからもらったアンバーの石の隣にこの漫画本をしまった。 ヴォルタイックはこのアンバーの石には不思議な特性があることを知らなかった。 この石はヴォルタイックの子どもの頃の記憶を吸収し、本物のモンスターへと変えたのである。カツフォーが実体を持った神話モンスターとしてその姿を現したのだ!

ヴォルタイックは遂に大好きな宇宙防衛戦士と対面できた!

カツフォーは、雷属性のコントロールモンスター。失神、水浸し、ショックを適用するスキルを持つ神話モンスターだ。 精度とコントロール耐性を使って自身を増強することもできる。 このモンスターは進化する特性を持っている。 ランク0では凍結耐性を持ち、ランク1になると出血耐性を得る。ランク3になると毎回戦闘開始時に精度を得るようになる。