ウォーマスターの年次サミットでは様々なことが行われる。 各々が直面している戦争について真剣に議論することもあるが、楽しい行事もまた忘れない。 サミットの一番の醍醐味はバトルロイヤルトーナメントだ。各ウォーマスターが自分の属性のモンスターを1匹選び、ある島に送り出す。そして最後まで生き残ったモンスターが優勝となる。

これまで3年連続でエルヴィラが優勝しているが、今年はシェレザーが勝つ気満々の様子。 シェレザーは仲間に今年は勝てるぞと話していた。

「ちょっと気になるんだけど、どうしてそんなに自信満々なの? 一体誰を出すつもり?」 — エルヴィラは冗談半分で訊いた。

「誰が教えるか!」 — と、シェレザーは答えた。

「そんなこと言って、本当はまだ誰を出すかも決めてないんでしょ!」 — エルヴィラは負けません。

「そこまで言われちゃ仕方ない… ザ・クッキーさ」 — シェレザーがそう言って部屋を出ていくと、他のウォーマスターたちは大笑いした。

そしてついに、トーナメントの日がやってきた! エルヴィラは彼女のチャンピオン、レディソラリスが今年も優勝すると信じていた。相手はシルバーリーフ、レッカ、ピアセイド、オルニール、ハイドラティラ、ホブキン、ナブライン、そして… あれ? ザ・クッキーじゃない! シェレザーは他のウォーマスターに嘘をつき、誰も知らないモンスターを連れてきたようだ。見た目はキシロンとジェロトロンにそっくりだが…

「俺のチャンピオン、レーザービームだ!」 — いかにも自信に満ちあふれた様子でシェレザーは言い放った。 「一度はこいつを見放したこともあったが、それは過ちだったと今日証明してくれるはずだ。 みんな揃ったようだな。始めよう!」

ついにトーナメントが開幕! ウォーマスター、シェレザーのレーザービームはバトルロイヤルを勝ち抜けるのか?

レーザービームはコントロール耐性とトリプルダメージブーストを持つ魔法属性の攻撃モンスター。 プラスの効果除去、特性無効化、高ダメージ、追加ターンなどのスキルを持つ! このモンスターは進化する特性を持っている。 ランク0ではコントロール耐性の特性を持つ。ランク1になると、攻撃実行モンスターとなり、範囲に魔法属性に対する弱体化を適用するようになる。ランク3になると、別の攻撃実行の特性を身につけ、戦闘開始時にランダム属性ヘイターを得るようになる。