昔々、「森のモンスターは、治癒の軟膏を切実に必要としている地獄のリーダーに治癒の軟膏を提供すること。 ただし代わりに地獄のモンスターは5年間森のモンスターを攻撃しないこと」という協定があった。 この協定を締結するため、自然属性のモンスターの遠征隊は大量の軟膏を持って地獄へと向かった。ところが地獄から森へ戻る際、遠征隊は誤って1匹のモンスターを地獄に置いてきてしまった。それが成人モンスターの後について地獄に足を踏み入れ、迷子になってしまった半人半馬の小さなモンスター、ゼンフィラだった。

何日もの間、ゼンフィラは成人の自然属性のモンスターが自分を探しに戻ってきてくれるだろうと信じて待っていたが、誰もゼンフィラを探しに戻ってこなかった。 ゼンフィラは遠征隊が自分を見捨てたことを信じることができなかった。少なくとも遠征隊は森の周辺で自分を捜索してくれたのだろうか? 誰か自分を心配してくれるモンスターはいたのだろうか?

そして時が経ち、ゼンフィラの願いは虚しくも消え去った。 ゼンフィラはいつの間にか地獄の環境に慣れ、仲間さえ作ってしまった。 ラビーとザインヘリターは、ゼンフィラに怒りを抑え込む必要はないと教えてくれた。怒りをエネルギーに他のモンスターを傷付け、さらに強くなればいいんだと…。

そしてゼンフィラは憎しみの心を持つ、極めて危険なモンスターになった。 ゼンフィラは地獄の仲間にさえ恐れられている。 愛する方法、敬意を払う方法、思いやる方法を忘れてしまったこのモンスターを一体誰が止められるというのか? ゼンフィラが向かってくる姿が見えたら、隠れるのが最善策だ。

ゼンフィラは炎属性のサポートモンスターであり、攻撃モンスターでもある。 このモンスターはダメージ力の増強に長けている。トリプルダメージ、ダブルダメージ、精度、純粋な視野、ダメージ増加、ランダム属性ヘイターのスキルを持つが、拷問、弱体化、ミラーも適用できる。

このモンスターはランク0でタフ特性を持っている。 ランク1になると、攻撃実行モンスターとなり、戦闘開始時に自身のダメージ力を強化する。 ランク3になると、とりつき耐性を得る。ランク4になると、戦闘開始時に自身にランダム属性ヘイターを適用するようになる。