デバステイターは超悪玉のアジト以外の場所を知らない。 デバステイターは、まだ巨大で恐ろしく強い赤ちゃんだった頃、マレイアに連れられて超悪玉のアジトにやって来た。デバステイターにはそれ以前の記憶がまったくない。 マレイアはデバステイターの生まれた場所や家族について何も伝えてくれなかった。

…ところがある日、アリーナでマレイアと戦闘に参戦中、自分のメス版と言えるほど自分のそっくりなモンスターに遭遇した。デバステイターがどれだけ驚いたかは誰にも想像できないだろう! デバステイターは自分が遭遇したメスのモンスターについては何も知らなかった。そしてこのメスのモンスターはデバステイターを戦闘でこてんぱんに打ちのめしたのだ! デバステイターは、自分に起こったすべてのことを理解できず激しく混乱したままアリーナを去った。ところがマレイアは戦闘が終わった瞬間に「デバステイター、家に帰るわよ」と言ってデバステイターに考える時間を一切与えなかった。 デバステイターは師であるアリーナの言うことに従い、何の疑問も抱くことなく超悪玉のアジトへ戻った。

その夜、アジトでモンスターたちが眠っている時、耳をつんざくような騒音と共に、その日戦場で勝利したモンスターがどこからともなく姿を現し、「我は弟のためにここに現れた!」と叫んだ。 「弟」という言葉を聞いたデバステイターはまるで雷に打たれたかのような気持ちになった。 そしてデバステイターは瞬時にすべてを理解し、マレイアが自分に嘘をついていたことに激しい怒りを覚えた。そして人生で初めて、デバステイターは師の命令に背き、アジトを去り、初めてその存在を知った姉について行くことを決めた。

そして2匹は静かな場所へと移動した。そこでデバステイターが姉だと気付いたモンスターは自分はデヴァストレスだと名乗った。 デヴァストレスの話によれば、デバステイターはまだ赤ん坊だった頃にマレイアに誘拐されたのだという。そしてデヴァストレスは弟がすでに死んでいると思っていたため、これまで弟を探すことはなかったと話した。

新たに自由と家族を手に入れたデバステイターは、かつてないほど晴れ晴れとした気分を感じているが、一方で試練も感じていた。もう自分が一番強いモンスターではないのだ!

デヴァストレスは、あらゆる保護の呪文を貫通し敵に攻撃を命中させダメージを与える貫通スキルを持つ魔法属性の攻撃モンスター。また、呪いや目くらましを適用することや、プラスの効果を除去することもある! それでも足りないと言わんばかりに、デヴァストレスはランクに応じて進化する特性まで持っている。 ランク0では硬化特性を持ち、ランク1でタフ特性を得る。ランク3で攻撃実行モンスターになり、ランダムな範囲弱体化の攻撃を実行できるようになる。この攻撃は、戦闘開始後すぐにすべての敵にマイナスの効果を適用する! 仲間を保護する存在として、デヴァストレスはシールドとヘルス再生力を使って味方を安全に守る。