いつも満足できないでいるモンスターがいる。 それがダーミスとカイーザエラディケーターだ。 2匹は広大な土地を所有し、数え切れないほどの財産を持っているにも関わらず、いつも何かを欲しがっていた。そんな2匹の姿が見えなくなってしばらく経った頃、モンスターたちの間であるウワサが広まっていた。なんと2匹は森のちょうど中心にある土地に火をつけて燃やしたというのだ。 とても神秘的で貴重なものを破壊することになる2匹の行為は悪しきことであったが、2人の狙いはまさにそれだった。自分たちが究極の悪の力を持っていることを見せつけたかったのだ。 そして、それとは別に2人には手に入れたいものがあった。 「黄金の樹液」である。この樹液こそ、森のちょうど中心にある土地に植えられている木々を神秘的にしている物質なのだ。

森に住むモンスターたちは、2匹の攻撃を阻止するために何もできなかった。 結局、昨年森が攻撃の被害に遭った回数は過去最高を記録するまでとなった。ダーミスとカイーが森に足を踏み入れた時には、森のモンスターたちは疲弊し、武装を解除していたのだ。 それゆえ、放火によって森は焼け野原と化してしまった。ところが、黄金の樹液を生成していた木の根があった場所を2匹が掘り起こし始めた瞬間、地震が起こり、岩でできた巨大なゴーレムが土の中から姿を現し、怒りの咆哮をとどろかせた。 それがハイペリアだったのだ。

ダーミスとカイーはハイペリアについて聞いたことがあった。神話に出てくるような巨人で、森の地下に住んでいると…ところがダーミスもカイーも木々に樹液を与えていたのがまさかこの巨人だったとは思いもしなかった。 この巨人の正体に気付いた2匹が走って逃げようとした時にはもう逃げ道がなかった。体の一部であった木々から引き離されたハイペリアは手に負えない存在になっていた。

この巨人はダーミスとカイーを捕まえ、土に堀った穴の中に閉じ込めてしまった。 そして今なお、2匹はハイペリアが復讐を完了し、森の代表として2匹を殺す前に、炎属性の軍隊の誰かが自分たちを救出してくれることを祈り続けている。

ハイペリアは、超絶あざけりの攻撃を実行できる重度のダメージを与える戦車モンスター。進化する特性を持っている。 ランク0で失神耐性があり、ランク1で超絶あざけりの攻撃を実行する攻撃実行モンスターになる。ランク3になるとダメージミラーの攻撃を実行する攻撃実行モンスターになる。 強烈なダメージを与える前にプラスの効果を取り除き、1回の動きですべての敵にショックを与えることができる。 さらに、すべての敵を放心させ、攻撃モンスターのスキルセットを使ってクイックサンドを適用することもできる。ただし、ハイペリアが危険な戦車モンスターである理由は他にある。このモンスターは1回の動きであざけりと100%のダメージミラーを適用できるのだ。