ネクロマンサーは最高峰の魔法アカデミーで尊敬されていた教授だった。 ウォーマスターであることや、知識や実績から、リーダー的な存在であった。 ところが、教授陣の間でこのモンスターの実験が問題になった。 生と死の実験を始め、自らを復活させ、復活を操作することもできる発見をした所、教授陣はアカデミーにとってこのモンスターは悪影響だと考えるようになった。 ネクロマンサーは教育委員会に呼び出され、実験を止めるよう命じられた。 状況は理解したものの、実験はかなり進んでおり、今更止められないため、アカデミーを辞職することを決めた。 ネクロマンサーにとっても、教育委員会や教授陣にとってもこれは苦しい判断であった。結局のところ、このモンスターは教育コミュニティに多大な影響を与えていたからだ。 この苦い経験にも関わらず、ネクロマンサーは新たな居場所を見つけた。 モンステルバニアに住むお金持ちのモンスター、カウントヴラドが無条件で城の一部をネクロマンサーに提供してくれたのだ。

ネクロマンサーはこの場所で好きなだけ好きな実験をすればいいというオファーだった。 ウォーマスターには断る理由がなかった。ネクロマンサーはすぐにカウントヴラドの城へと移り、実験を開始した。 一方カウントヴラドにも自分の影響力を見せびらかせるというメリットがあった。 カウントヴラドは「ウォーマスターを自宅に住まわせているモンスター」になれたからだ。 有名なカウントヴラドがウォーマスターを召使いとして使っているというウソの噂が広がったが、カウントヴラドは否定しようとはしなかった。 実際、ネクロマンサーに住処を与え、実験する場所を提供しているのだから、多少の頼み事は聞いてもらって当然だと考えていた。 ネクロマンサーは、かつて見たことがないスキルを持つ、最速の暗黒属性のモンスターで復活を得意とする。

敵にダメージを与える際に、自身にライフを与える吸血鬼の攻撃を実行でき、回避スキルでできるだけ長い時間バトルに参戦しようとする。そして何より興味深いのが… このモンスターは敵を復活させ、とりつき、1ターン後に死なせることができるのだ! さらにダブルダメージで味方1匹を生き返らせることができる。 ただし、これだけではない。 味方全員を復活させられるのだ! さらに、ウォーマスターとしてネクロマンサーは非常に特別な特性を持っている。 追加ターンを奪い、硬化できるため、このモンスターに対するステータス効果の精度が35%減少する。 そして範囲特性も持っている! ネクロマンサーの味方は全員とりつきに対して耐性が得られる。